魔界の鈍器 part6

2016-10-09
先日セル君との打ち合わせを経て
他のプロジェクト用に木材の買い出しなんぞしたわけですが

IMG_7031.jpg

プロト機のフィニッシュに付きましては
墨入れを行うことになりました。


ハヤヲの動画「俺色ギター」なんかでも使ってますが
アレは根本的に墨の使用方法を間違ってマス

一応やり方言ったんだけどなぁ…
というわけで私流の手順をば


まずは


墨汁は使いません。

IMG_7191.jpg

墨はアルコールで擦ります
水ではなくアルコールを使うのは
拡散性が高く揮発性が高いからです。


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木の硬さにもよりますが
ハードメイプルなので400番手くらいで木地を整えてから
墨を濃い目に擦ってしっかり墨色を入れます。


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そしてボディーを温めて強制乾燥させ
一昼夜置いておきます。


そこから磨き


表面の墨をサックリ磨いて落とし

IMG_7207.jpg

色合いではなく杢のコントラストだけを見て

IMG_7209.jpg

だいたいは一番杢目がハッキリ出るあたりまで
もしくは好きなコントラストが出るまで磨きます

IMG_7208.jpg

上の画像はバックのみ磨いたところ
下の画像はサイドも磨いたところです

IMG_7211.jpg

要するに
木材の柔らかいところには墨が深く入り
硬いところには浅く入るので
削るとその濃淡が浮き出るということです

この上から
オイルステインなどの顔料染料で全体を染め
磨き上げると杢目の陰影がより深く浮き出るという仕組みで
いわゆる年輪ではなく杢が出るような
導管の詰まった硬い木には有効だと思います

IMG_7214.jpg


これは自身のパイプ製作なんかで覚えた杢目出しのやり方です

打痕や傷なんかも強調されてしまいますが
セル君に確認したところ許容範囲とのことでこのまま進みます。


手順は逆ですが
プラモデルでいう墨入れと同じようなもんですね

これを好みのコントラストが出るまで数回繰り返し
次こそはセル君の出番かな?
もちろん回数を重ねるとコントラストは強くなる傾向です



簡単に書いてますけど
すっげー面倒なんですよ


なんせデカいんで


そう思うわけです。

つじ
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