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Jimisen Project part8

2017-05-30
さて今回は
『モンタレーパーフェクトミラー仕様』
を製作するにおいて最大の難関
ホワイトスプレー吹き付け作業です

何が難しいって

柄は筆で描くので
下書きも加筆修正もできるんですが
スプレーは一発勝負なんです

しかも

本人も雰囲気モノで施したような
粗さと勢いのあるスプレー塗装で
スプレーも1960年代のアメリカ製品

コレを再現しようという試みです。


まずはDVDライブ映像をコマ送りでチェックしながら
各角度からよく見えるシーンを20枚以上キャプチャー

hendrixmontpop.jpg

さらに現存する破片の画像を分析しながら

IMG_8283.jpg

スプレーの始点や吹く方向
吹いた状況を自分なりに読み解いていきます

一説ではライブ前夜にマニキュアでペイントしたとの事ですし
直感でインプロしながら描いていく絵心もありながら
もちろんギタリストでもありなどということを勘案すると...


私の推測はこうなりました。


ライブ前夜に部屋で缶スプレーにて塗装

吊り下げて塗ったような塗装の散りがなく
少なくともギターの裏面には全く色が付いていないので
机か床の上に置いて塗ったのではないか?

本人はこのストラトを買う時に白が欲しかったらしいが
赤しかなくてしぶしぶ購入したらしいので
本当は白で塗りつぶしたかったのではないか?

スプレーする際に
特にネックに色が着くと演奏に支障が出ると困るので
出来るだけパーツにかからないように
パーツの着いていない部分だけを塗装するために
特に気を遣う指板寄りのツノの内側から塗り始め
ネックの反対側からボディ淵に向かって吹いたのではないか?

その際に缶スプレーを使用すると
缶ボディーがボディに接触するので
ある程度離して塗るしかできず
ピックガード近辺はグラデーションになったのではないか?

更にそのピックガード付近はできるだけ塗りつぶすために
パーツへの飛び散りを考慮してスプレーを近づけた際に
缶を横に持って吹いたがため塗料が粗く噴き出たのではないか?

側面は一部分しか塗られておらず塗料の飛び方も違い
尚且つギターのツノ部分両側に乾く前に触った形跡があるので
壁に向かってスプレーを吹いていたが
側面は届かずギターの向きを変える必要があったので
親指を内側にして右手3本指で持ち上げ向きを変えたのではないか?
ギターを置いたまま回転させると塗料が他にも着くがそれがありません

ざっとこんな感じです。


イメージしてもらうとわかりやすいかもしれませんが
右利きの人が右ボディを平らに置いて
マスキング無しでスプレー塗装するのは
慣れていないと思ったように塗れません

あれだけ気を使って柄をペイントする人が
スプレーを持ってこれだけ不慣れ感が出るのは
そういうことのように思います

つまりこれも『ジミは書くのは右利き説』の
有力な手がかりではないかと思っています。


ということでこれを再現するべく
まずはスプレーガンの練習と調整

もちろん今回も
『Jerry's Auto Restoration』にお邪魔して
https://www.instagram.com/jerrysautorestoration/
(最近インスタ始められたそうです)

ハイ、ガン扱うのは初めてです

ベタ塗りはいつも中村さんにやっていただいてましたが
今回は絵的要素が強いので
「納得いくまで『自分で』やってください」と

IMG_9305.jpg

無謀なんて言いっこなし
やらないと慣れないし
こんな機会でもないとやらないからね

ブースで延々と練習と調整をしてる間に
中村さんにはボディに足付けしてもらって

IMG_9306.jpg

初心者に腕の準備なんてできるわけないから
心の体の準備ができたら一気に行く

ツノ部分から攻めて

IMG_9317.jpg

ジャックプレート付近の粗さも再現

IMG_9312.jpg

サイドの塗料の飛ばし方も気を使い

IMG_9314.jpg

完璧でしょ!

IMG_9319.jpg

裏側も

IMG_9323.jpg

緊張と集中からメガネに滴るほど汗びっしょりでしたが
初めてながら納得いく感じに吹けました
缶スプレー感がうまく再現できたのではないかと思います。


そんで以て
仕上げは中村さんにクリアで綴じてもらいます
薄く均一に塗るのは素人には無理っす

IMG_9325.jpg

ツノ部分の吹き始めの部分と先端の地色部分

IMG_9335.jpg

ピックガード付近のグラデーション部分

IMG_9337.jpg

ブリッジからジャック付近の飛沫塗料の部分

IMG_9339.jpg

サイドのコンター部分

IMG_9334.jpg

染めムラまで

IMG_9331.jpg

勢い、粗さ、雰囲気、質感...

画像では伝わりにくい部分も多いですが
実物はもうパーフェクトといっても良いくらい完璧だと思います
本人が触ったであろう部分や削れた部分まではやってませんがね。


ネットで他者の製作したレプリカを検索すると
缶スプレーで塗られておられるプライベーターか
スプレーガンで塗られておられるクラフトマンが
ほとんどなわけですが

缶スプレーでは
偶然の産物を狙った雰囲気モンがほとんどで
しかも現代の高性能缶スプレーなので勢いはあれど粗さがない

スプレーガンでは
綺麗に仕上げたプロペイントがほとんどで
綺麗なグラデーションで塗りつぶしもキレイ過ぎ

スプレーガンで缶スプレーの
しかも1960年代製品の質感まで
そんなところまで再現しようとしているお馬鹿さんは
私が探した中では見つけられませんでした

『モンタレーパーフェクトミラー仕様』
を謳う限りはこの辺りも手は抜けません。


再現性を高めるべく塗装手順を変えたり
塗料を現代の硬質のものに変えたり
塗装保護のためにクリアをかけたりはしましたけど


もうね...『パーペキ』っしょ


そう思うわけです。

つじ
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